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お嬢さんのrillのネタバレレビュー・内容・結末

お嬢さん(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

狂った家父長の支配or傲慢な男との結婚、どちらにもNOを突きつけ真の自由を求めて新たな人生を歩んでいく女性達のストーリー。

女体を知ったつもりの男達は、女をいかに死や不安に追い詰め、奇抜にいたぶるかを芸術と称して誇示し合い興奮しているが、女は飽き飽きと醒めきっている。
女を水揚げしようとする男も、恩着せがましくこれは救済だ、貴女のためなのだと優越感に浸っている。
そんな男達の肥大した幻想を女達が次々と破壊していく展開が良い。

女性同士の性行為は自ら湧き上がり求め合う。死体のように冷たいといわれていたお嬢さんの熱い体温、柔らかさや甘い匂いが伝わってきそうだった。

でも男達の最期は物足りなかったなー。チ○コ守って死ねて良かったとか生ぬるすぎてガッカリ。女の拷問にはあれだけ大掛かりな吊り器具や蛸や水掘などの装置を用意して派手にたっぷり尺使ったのに男はサクッとジ害で済むなら結局男向けのポルノの域を出ていない。
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