あるぱか2世

お嬢さんのあるぱか2世のレビュー・感想・評価

お嬢さん(2016年製作の映画)
4.0
サスペンス?ホラ-?スリラー?
いえ、純愛映画です
※ただしR18だけど

日本統治時代の韓国を舞台に、最低ドクズの変態野郎を欺こうとする「お嬢さん」を描く。

めちゃめちゃグロいのかと思っていたけどそうでもなく、性描写と性的なセリフの数々(それもやたら日本語で発される)のおかげでR18となっているらしい。

春画だとか性具だとかが登場して、まるで日本のアンダーグラウンドな文化の変態性を丸裸にされているかのような気分になって、見てて恥ずかしくなってきた…笑

最低ドクズの変態野郎を欺こうとすることは、主要人物たち3人の共通目標であり、その意味では物語はだいぶ単純な構図かもしれない。

だけど、監督自身の変態性が発揮されたカメラワークと、凝りに凝った小物やセットやロケーションが本作のクセの強さを強烈に際立たせている。
ちなみに舞台となった屋敷は三重県桑名市に実在するらしい。これは俄然行ってみたくなりますな…。
あるぱか2世

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