このレビューはネタバレを含みます
日本統治時代の朝鮮を舞台に日本人の令嬢秀子を中心に3部作で作られたミステリーをパクチャヌク監督がエロスと狂気を見事に描いていました。
とにかく、若い女優2人の体当たりの演技はお見事。テレビでは絶対放送できない言葉(放送禁止用語）が普通に出てくるし、春画なども普通に出てきます。パク監督と言えば…「タコ(笑)」も登場しますよ。そして美しいシーンの中でも、お決まりバイオレンスシーンもございますのでご安心くださいませ(笑)
パク監督作品に欠かせない俳優さんも見れますし、ムン・ソリさん、キム・ヘスクさんの実力派女優さんも安定した演技力でした。キム・ヘスクさんは日本語もお着物の着付けも綺麗でした。
同じ物語を3人の視点でそれぞれ描かれていて、最後そうなるのかと…
美術も衣装も全体的に素敵でした（まぁすべてが完璧ではないけれど）監督の日本に対するリスペクトを感じました。
日本の若手の女優さんたちはここまでのハードな役が果たして出来るか、してほしいと思いつつ、(一部頑張っている女優さんはいることは認めますがまだまだイメージ先行ばかり）見ておりました。
