スウェーデン映画のShow Me Love(Fuking Amal)を観た時のスクリーン越しから愛し合っている二人の少女を全力で応援したくなったのと同じ感情をお嬢様と珠子にも抱きました。
途中で出てくる「好きな相手を苦しめた物を全力で否定する」場面はどんなに激しいセックスよりも最大の愛情表現だと思ったし、優しさに溢れていて美しかった。
お嬢様と珠子のセックスは相手への溢れる好奇心から出発して自分の知らない相手を探索する過程のようで、観ていて幸せな気分になった。それは、よく男女のセックスでありがちなどちらかがどちらかを征服する戦いのような感じとは全く違う。
お嬢様と珠子が同性カップルであるからどうみたいな視点で描かれることはなく、それよりもお互いがお互いにとって自分の世界を違うものにする救世主だったので愛するようになったという一つの愛の形として描かれていたのがよかった。
