このレビューはネタバレを含みます
美しい、と 思った。
映像、セット、小物、ビジュアルなどの
細やかな所まで作り込まれており
華やかでいて、物寂しくて。
スッキが本をぼろぼろのずたずたにするシーンでは思わず涙が溢れてしまった。
「女というものは、力ずくの関係で極上の快楽を感じます」
最低だ。
ミステリーなのかサスペンスなのか、この映画のジャンルがなんなのか理解できないままただただ固唾を飲むように観続けることしか出来なかった。
映像美に惑わされていたけれど、観終わって振り返るとなかなかなお話だった。
裏話として、ベッドシーン撮影時にいたスタッフは音声担当の女性がひとり、カメラはリモートコントロールだと知り感嘆の溜め息がでた。
日本では作れない映画。