いなだ

オリ・マキの人生で最も幸せな日のいなだのレビュー・感想・評価

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フィンランド人ボクサーが世界タイトルマッチに挑む話。…なんだけど、特にスポ根ものではなくて、期待されるような劇的なシーンもなくて、重要なのはそこではなかったんだなと観終わった後に感じた。人生で大事なものというのはとても見えづらく、他の人には理解しづらいかもしれないが、確かにあって、それをちゃんと理解して手にすることができる人間って結構少ないかもしれない。
オリ・マキの気持ちが置いてけぼりの状態で試合へと周囲が盛り上がっていく状況が描かれ、スポーツビジネスやスターの偶像性を考えさせられる作品でもある。

オリ・マキにとっての”人生で最も幸せな日“
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