Maoryu002

オリ・マキの人生で最も幸せな日のMaoryu002のレビュー・感想・評価

3.7
1962年のフィンランド。ボクサーのオリ・マキ(ヤルコ・ラハティ)は世界タイトル戦でチャンピオンと戦うことになる。国中が注目し、後援者の接待や記録映画の撮影でオリは集中力を失い、最愛の恋人ライヤ(ヤルコ・ラハティ)への想いが止まらず、勝手に故郷に帰ってしまう。

ユホ・クオスマネン監督作品。
特に捻りもない話なんだけど、オリやライヤの映し方がとても優しくて、終わるとホカホカした気持ちになった。

どうにもオリが最初から、闘争心溢れるボクサーにはほど多い男に見えちゃったのは気のせいだろうか。
壮絶な減量の苦痛以上に、撮影やパーティーの場が居心地悪そうで、ライヤと水切りして遊ぶ表情とは対照的だった。
自分の居場所を知ることで、最も幸せな日になったってことかな。

「コンパートメントNo.6」も観たくなった。
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