室内劇とは思えないリアルな音響空間は、この映画の肝となっている。フランス移民として、生まれ故郷を想像するしかなかった監督のイマジネーション。
移民が多く集まる欧州で、こういった作品はまだ多くない。だ…
第17回東京フィルメックス
非常にパーソナルかつ詩的、さらに言えばリュミエール的と言うよりはメリエス的に夢幻的なやり方で(書き割り的な誇張化された月が頻出するのは明らかにメリエスではないか)リティ…
フィルメックス2016にて。
最も詩から遠い出来事を詩で描こうとしたような作品。
カンボジアのつらい歴史のなか、言いたい言葉も大事な人も教育も奪われても、命より大事なものが、食べ物を口に運ぶためのス…
以下、思ったことのメモぐらいのコメント。
幻想的でユニーク。『中国女』以前で止まってしまったかのような、流刑者の独白。皿や箱の底面にまで 映し出される(時代の証言となる)フィルム映像と、さまざまに…