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ヤコペッティの大残酷のペインのレビュー・感想・評価

ヤコペッティの大残酷(1974年製作の映画)
4.5
アレハンドロ・ホドロフスキーの『ホーリー・マウンテン』や、フェデリコ・フェリーニ『サテリコン』を、更にファンタジックにデタラメに飛躍させたような奇っ怪極まりない1作。

ヴォルテールの小説『カンディード』を元に大胆アレンジ。最後にこんなタガが外れた映画を遺して散っていったモンド映画の巨匠ヤコペッティ。

“My Favorite”かと言われるとなんとも言えないのが…(笑)まぁ~凄いモン見せられたなと。変わらずの残酷趣味に加え、エログロ要素もふんだんに加味。底意地の悪さプンプンながらも、リズ・オルトラーニのあまりに美麗なメロディーや、“女は男に劣っていない!むしろ勝っている”といったような諸々ヴァーホーヴェン作品にも重なるような描写や精神性をも…
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