Tai

マリアンヌのTaiのレビュー・感想・評価

マリアンヌ(2016年製作の映画)
3.5
尊い愛情に胸が締め付けられました。

ロバート・ゼメキス監督作ということで鑑賞。
この方の作品は多彩すぎますね。
でも共通して「映像の追究」に、個人的にはこだわりが多いように感じていたのですが、今作ではドラマ重視という印象でした。

とはいえ、1カット目からやっぱり面白い!
砂漠と空との地平線広がる画に、突然、上から降りてくる足。
「何事?」と思えば、それは上空よりパラシュートで降下してくる主人公の姿で、これから何が始まるのかという、興味を惹かれるのに十分な始まり方でした。

前半は夫婦の出会いから、いかに2人が愛し合っているかを描いていた分、それ以降、マリアンヌの秘密に迫り始めてからは嫌な緊張感が張り詰め続けられました。
もう辛かった!
幸せな人生を送ってほしくなる2人だけど、仕事柄それは難しいのだろうとわかってしまう。
最後まで希望を願って観ていました。

こうした争いのない世界に、一刻も早く、そしてそれが永遠に続くようになってほしいものです。
Tai

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