ヤマダタケシ

東京ウィンドオーケストラのヤマダタケシのネタバレレビュー・内容・結末

東京ウィンドオーケストラ(2016年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

2023年2月 U-NEXTで
・坂下監督作品って〝実力に見合わないステージ立たなければならなくなった人が、その絶対成功しないステージの上で何を行うか〟っていう話をずっとやってて、そこで主人公達が戦うのは、ある種その評価されないことが分かっていながら、バカにされることが分かっていながらも本人が大切にしてきたものを踏みにじるマジョリティ的なシステムだったように思う。
→その自分が大切にしてきたものが馬鹿にされるのが怖くて、自分自身でもそれを馬鹿にしてしまっていた主人公が改めて、その大事にしてきたものに向き合う成長がどの作品でも描かれ、それを冷笑する存在に何かしらかますのが毎回やってきたことだと思う。
→今作では部長?が言う「見なかったことにするから」に対して「見せる」ことを行っていた。
→そしてそのステージを選挙に捕え直した結果『決戦は日曜日』が作られている感じ
・最初と最後の「今日はデータ入力」のセリフがいいし、最後は少し前向きにきこえる