キミシマユウキ

マイ・ベスト・フレンズ・バースデーのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

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新作公開前のクエンティン・タランティーノが実は『レザボア・ドッグス』前に撮っていた映画(?)で、
今作を1作目とカウントしちゃうもワンハリで引退ってことになってしまうのでやっぱりファンは認めませんね。

金曜日にカメラを借りて月曜日に返して〜を繰り返して3年間掛けて作り上げた苦労の作品。
にも関わらず現存するフイルムは火災の影響か何かで36分しか残ってないので誰も完結を見ることが出来ないのだ。
だから短編映画と勘違いしてる人もいるが本当は立派に90分映画であるため点数を付けること自体が間違い。

内容は友達が誕生日なのに彼女に捨てられて大変だからなんかサプライズしてあげよ〜って話です。

この頃から会話劇メインの作風、シャレた音楽チョイス、監督自身の出演などスタイルは確立されているが、会話メインなのでやはり字幕がないと結構キツイ。
でも『レザボア・ドッグス』に出てくる架空のラジオ番組”Kビリー”が出てきてるっぽいのでニヤニヤできた。
のちの『トゥルーロマンス』の元にもなってるとか。

超オタクの玄人向けなのでオススメはもちろんしません。