社長

デジレの社長のレビュー・感想・評価

デジレ(1937年製作の映画)
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ギトリの台詞回しのタイム感の妙ありきの可笑しさ。
社交界の友人から口説かれるジャクリーヌ・ドゥリュバックの拒絶するかのごとく180度ルールを破ったミドルショットが険しい美しさをたたえていた。
2階の寝室の明かりが消えたのに続き煙草の火を灯すつなぎがよかった。召使いからひとりの男となる瞬間のデジレが思いがけず艶やか。
広間でのランプの灯りを受ける横顔、まくし立てるような背徳的な吐露に惹き込まれる。
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