えりみ

北の零年のえりみのレビュー・感想・評価

北の零年(2004年製作の映画)
4.0
東映が社運をかけて15おく円の製作費で作った映画・・・なんだとか。
二度ほど泣いた。
??と思うところがないわけでもない。
脚本がいけてるとも思わない。
かなりフィクションの部分が多いらしいけど、庚午事変のことも初めて知ったので「北海道開拓史」を知る事が出来ただけでも意義ありかと。
北海道の雄大な景色と立派なオープンセット見ごたえあるし(北海道をバイクで一周した北の大地のファンとしてはここ重要)。
お涙頂戴がうっとおしい?結構やないか!
瀕死の男の子が真冬の粗末な小屋で「淡路の花が見たい」とうわごとを呟くシーン、始まって間なしで号泣やで。
続けて、唯一のよりどころだった領主に見捨てられ(史実と異なるらしいが)怒りと決意で次々と髷を切り落とすところなんか男泣き必至。
アイヌのおっちゃんが丘の向こうから馬を引き連れて帰ってくるラストシーンの美しいこと!
あれ?3回泣いたのかしら??

大雪の中を小百合さんが小さい娘連れて自殺行為におよぶあたりから「ん??」と感じ始めたのは・・・もう忘れた。
確かに渡辺謙のパートは諸々突っ込みドコロ満載。
ただ、アイヌを装った会津武士の豊川悦司はハマってたと思うけどなぁ。
必死で擁護してみました。。。
えりみ

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