BUSSAN

ブンミおじさんの森のBUSSANのレビュー・感想・評価

ブンミおじさんの森(2010年製作の映画)
3.7
森や丘を前にすると 
動物や他のものだった 
私の前世が現われる


2016年度カンヌ国際映画祭
パルムドール受賞作

1つ前に見た『宮本から君へ』が熱すぎたので、クールダウン出来る作品を探してたところに、丁度ええのがありました。


万人受けする映画やないです。

「意味が分からない」

という意見も当然出てくるかと思います。

確かに少し難解でしたし、僕が監督の意をどこまで汲み取ってるかもわかりまへん。

けれども原題の方が分かりやすくてええですね。

原題:
Uncle Boonmee Who Can Recall His Past Lives

いや、難解だと気を張るのがよろしく無いのかも知れません。肩の力を抜いて、ゆっくりとブンミおじさんの森に踏み入れて下さい。なんとなく分かってくるはず。いや、もはや意味など分からなくても良いような気がする。

タイ語と虫の音で聴覚を癒される。
長閑な森やタイの田舎の風景は心を浄化させる。

目で見て、耳で聴いて、感じた事をそのまま受け止めればええんやないでしょうか。


この不思議体験が気持ちいい。
そして監督の名前も可愛い。


アピチャッポン!!

ついつい声に出したくなる名前。
BUSSAN

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