森や丘を前にすると
動物や他のものだった
私の前世が現われる
2016年度カンヌ国際映画祭
パルムドール受賞作
1つ前に見た『宮本から君へ』が熱すぎたので、クールダウン出来る作品を探してたところに、丁度ええのがありました。
万人受けする映画やないです。
「意味が分からない」
という意見も当然出てくるかと思います。
確かに少し難解でしたし、僕が監督の意をどこまで汲み取ってるかもわかりまへん。
けれども原題の方が分かりやすくてええですね。
原題:
Uncle Boonmee Who Can Recall His Past Lives
いや、難解だと気を張るのがよろしく無いのかも知れません。肩の力を抜いて、ゆっくりとブンミおじさんの森に踏み入れて下さい。なんとなく分かってくるはず。いや、もはや意味など分からなくても良いような気がする。
タイ語と虫の音で聴覚を癒される。
長閑な森やタイの田舎の風景は心を浄化させる。
目で見て、耳で聴いて、感じた事をそのまま受け止めればええんやないでしょうか。
この不思議体験が気持ちいい。
そして監督の名前も可愛い。
アピチャッポン!!
ついつい声に出したくなる名前。