いちおう目は覚めてたんだけど、夢をみてるみたいだった。初チャッポンを初めて訪れた北千住のブルースタジオで、観客は私ひとり。会場のまんまんなかにどっかり座って、本当に今自分がどこにいるのかわからなくな…
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このレビューはネタバレを含みます
いつも光の美しさばっかりに目がいくけれど、この映画では暗闇の畏怖、そしてその深い美しさに釘づけになった。最期をむかえる前に、愛する人を抱きしめて「私が死んだら、どこで会えるだろう」なんて話をすること…
>>続きを読む新文芸坐でのアピチャッポンオールナイト上映にて。
アピチャッポンの作品を見るのはこれが初めてで、予告やこれまでに聞いた情報で、
文化的背景が色濃く反映されていたり、その穏やかなストーリー展開から評…
まずアピチャッポン作品に共通するのは構図が素晴らしいこと。絵画的な構図と美しいタイの自然、心地のよい環境音、それらの映像形式だけで優れた映画として成立してしまっている。
内容については、此岸/彼岸、…
寝ながら見てたけど初期衝動だと思いながら鑑賞した。蛍光灯とそれに寄る虫の組み合わせ、森美で展示してた同作家の映像作品にも見られる組み合わせだった。
とちゅう、画面内にシーツの水色が構造的に入れ込まれ…
死の近さと生の遠さが不思議だ。考えていたのは距離の問題だった。あらゆるものが分かたれることなく同時にある世界。
会話の雰囲気がずっと印象的で、言葉が独立していて、不必要に融け合わないけどあらゆるもの…