黄推しバナナ

ヘルケバブ 悪魔の肉肉パーティーの黄推しバナナのレビュー・感想・評価

4.0
監督 :
ジャン・エベノル
脚本 :
オグルジャン・エラン・アカイ
ジャン・エベノル
ジェン・オズグル
エルシン・サディコク
出演者 :
ムハレム・バイラク
マフメット・アキフ・ブダク
ファディク・ビュルビュル

久々にタイトルと内容の誤差が180度違う作品を…

“ヘルケバブ 悪魔の肉肉パーティー”

姿、行動が“ポンコツ”なキラーがサバイバーを肉フックに吊るしてナタで少しずつ解体していき肉塊にする話かと想像して見れば…

もったいない…
誰だこのタイトル付けた日本の配給会社はゴルァ💢
パッケージのデザイン考えた日本の配給会社はゴルァ💢
間違って鑑賞した人の酷評の嵐…
そりゃそうだろうよ…
鑑賞者悪くないよ…
日本の配給会社は責任取れよ💢


本編の雰囲気は…
全編通してスロー
キラー系なのか
幽霊系なのか
怨念系なのか
モンスター系なのか
予測不能…
どいつもこいつも神経を逆撫でる行動…
ミリ単位で起こる不可解な現象…
不快指数だけが徐々に少しずつフラットに鑑賞者を侵食していく…
そんな新しいトルコホラー映画…

情報が曖昧だがジャン・エベノル監督、脚本の短編自主制作作品をアメリカ配給で長編映画化した力作らしい…
あくまでらしいです… 

でも考えてください…
アメリカ産の糞映画ならまだしも、トルコ産の糞映画が日本に入ってくると思いますか!?

お分かり頂けたであろうか…
コレは質の良いトルコホラー映画を何を血迷ったか日本の配給会社がバカタイトル付けたために日の目を見れなくなった傑作だと…


ネタバレ喰らいたくない人は下記を見ないで映画鑑賞へGo→

映画本編を見ない方は、
下記へGo

※不快を🤮←コレで表します

物語は、
母親の喘ぎ声で目を冷まして起きる男の子…
放送が終わって砂嵐のテレビ…🤮
急に怯える男の子…
ブラックアウト…
レストランで下世話な話を大声でする警官たち…🤮
警官リーダー・レムジ
素行が悪いヤヴズ
ノリが良いアポ
新人警官アルダ
頭痛持ちの神経質セイフィ
警官5人…
ヤヴズ警官がレストラン定員に因縁を吹っ掛ける…🤮
肉が網の上で焼かれる…🤮
ジューーーー
レストランオーナーが止めに入るもオーナーに食って掛かる…🤮
肉が網の上で焼かれる…🤮
ジューーーー
セイフィ警官が調子が悪くなってトイレに駆け込む…
そのまま嘔吐…🤮
何故か食用ガエル…🤮
顔を洗うと突然発狂…🤮
ワンボックスのパトカーで岐路に立つ…
気分が冴えない運転手警官セイフィ…🤮
ラジオを付けて音楽を流す…
皆で合唱になる…
途中、「インチャージ地区で救援要請」緊急通信が入る…
現場に向う…
無線がおかしくなる…🤮
なかなか途切れない道…🤮
パトカーの前に人影👤🤮
急ブレーキ…
警官全員降りて探す…
人影👤を探すもいない…🤮
パトカーに衝撃音…🤮
異様な形の文字の傷が…🤮
道路には大量の食用ガエル…🤮
パトカーは発進…
人を引いた衝撃と音…🤮
道を逸れて川に落ちる…
いきなりレストランに戻る…
新人警官アルダの子供の頃の奇妙な話…🤮
警官ボスのレムジが目を凝らして周りを見ろと言い出す…
厨房で変な人影が見える…🤮
アルダの手からはドス黒い水が…🤮
黒い水に落ちるアルダ…🤮
現実世界で川から引き上げられるアルダ…
そこへ大男が高みの見物…🤮
大男の家族らしき人達が近くで焚火を…
笑い続ける男…🤮
バケツの中に大量の蛙…🤮
車で引いた死体を探すも見つからない…🤮
血も残っていない…🤮
現在地点の話をしている警官たち…
急に顔つきが変わり、目的地場所ならあの森を進み200メートル行った地点だと教える大男の家族…🤮
急ぐ警官たちに少し休みなさいと忠告する中年の女性…🤮
インチャージ地区の救援要請の場所へと向う警官たち…
突然…木のスプーンで煮込んだ料理の鍋を仕切りに叩いて威嚇する女の子…🤮
救援要請の場所へ到着する…
ソコはトルコ帝国時代の廃墟とかした警察署…🤮

ここまでが全体の半分…何も起こらない不快な状態が続くだけ…

捜査を開始する警官たち…
前に駆けつけた警官のパトカー…🤮
無線は使えない…🤮
逃げて行く人が…🤮
建物の中へ…
中は暗くライトの光だけが頼り…🤮
所狭しに吊るされた奇っ怪なオブジェ…🤮
変な匂いに咳き込む警官…🤮
大量の鳥の卵と黒く変色した液体…🤮
嘔吐する警官…🤮
異音が…🤮
頭を打ち付ける警官…🤮
放心状態の警官…🤮
セイフィ警官は放心状態の警官をパトカーへ…
地下へと降りる螺旋階段…
ヤヴズとアルダ警官は待機…
後は階段を降りて調査…
セイフィ警官はパトカーに移動途中…カエルに導かれトイレへ…🤮
そこには🤬🤬🤬🤬…🤮
螺旋階段を降りた先の部屋は🤬🤬🤬🤬…
壁一面に🤬🤬🤬🤬…
吊るされた🤬🤬🤬🤬…
🤬🤬🤬🤬を打ち付ける異音…
地面を引きずった血の跡…
🤬🤬🤬🤬を目撃したアルダ警官…
🤬🤬🤬🤬に錯乱した警官たち…
🤬🤬🤬🤬に逃げ惑う警官たち…
冒頭のシーンへ…
怯える男の子…
手が伸びて持っていかれる男の子…
ドアが閉まる…
ブラックアウト…
レストランに戻る…
テーブルに座るレムジとアルダ警官…
現実なのか…
記憶が飛んでいるのか…

後は作品を…


今作…
イーライ・ロス監督が絶賛したとか…
なるほどそういうことね…
ダリオ・アルジェント的なヤツね…
ルチオ・フルチ的なヤツね…

タイトルは、
Baskin【名】浴びる、浸る
洗礼を浴びた
大量の血を浴びた
どちらかの意味合いでジャン・エベノル監督は付けたのではなかろうか!?

本作…日本タイトルで大分損してますね…
何故にBaskin(バスキン)にしなかった…

最後に考察を、
劇中で“地獄は自分の中にある”と台詞がある通り、新人警官アルダのある子供の頃のトラウマからの現在に至るまでの地獄のループ劇…
生きている現在全てが、ココが地獄なのだとジャン・エベノル監督は言いたいのでは!?

だから劇中地獄の伏線が…

喘ぎ声…
カマホッタ警官の話…
トイレで発狂…
肉々しい新鮮な肉…
なかなか途切れない道…
アルダを掴む巨大な両手…
テーブルに座るレムジとアルダ…
などなど…

警官リーダー・レムジも同じループ地獄に陥ってたのでは…
同じ素質のある者を連れてくればこのループから死ぬ事で脱出できる…


構成としては、

  アルダ少年期   ←
   ↓          ↑
  現在警官アルダ
   ↓          ↑
  救援要請
   ↓          ↑
 ✔ なかなか途切れない道
   ↓           ↑
 →パトカーがアルダを引く
↑   ↓          ↑
  引いた死体はない  →
↑   ↓
  廃墟とかした警察署
↑   ↓
  惨劇
↑   ↓
 ←アルダ脱出

✔ なかなか途切れない道
  ↑
ループの分岐点でココに素質のある者(次の生贄)を連れてくればループ(地獄)が解除され死ぬ事ができる=天国に行く

そう私は解釈しました…
黄推しバナナ

黄推しバナナ