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藍色夏恋のtentyoのレビュー・感想・評価

藍色夏恋(2002年製作の映画)
3.0
京都みなみ会館の台湾巨匠傑作選2020で観た。
日本より、中国より韓国より台湾の青春映画に心ときめくのは、いつも半袖制服で暮らす生徒たちの姿に、終わらない夏休みを感じるせいであろうか。
親友の女子と戯れるときにだけ見せる屈託ない笑顔と、自宅ですらどこか遠くを見ている覚めた目のヒロインが、やがて他人(もちろん男子)との距離を知る中でほぐれていくのが初々しい。
17歳はほんの子供なのか、もう心は大人なのか。
男子はいつまでも子供で、女子はある日突然大人になる…というわけではないが、彼に比べて、ラストシーンの彼女の表情は本当に素敵だ。
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