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サバービコン 仮面を被った街のharuのレビュー・感想・評価

3.0
アメリカンドリームの正体。

安心安全な理想の街「サバービコン」に住むロッジ家の隣に、黒人一家が越してくると、サバービコンの住民はブチキレて彼らを追い出そうとする。一方ロッジ家では強盗が入り、妻ローズが死亡。サバービコンは物騒な街になってしまいました。

「ステップフォード・ワイフ」とか「ビバリウム」みたいな話かと思いきや、コーエン兄弟でした。人種差別バリバリな50年代アメリカ。そして当時の理想の家庭を体現するロッジ家の崩壊。とても可愛く暴走するジュリアン・ムーアがとても良かったのですが、全体的にイマイチパンチが足りず。尺の問題か、マイヤーズ家のエピソードの方が中途半端で物足りなかったような気がしてます。
アメリカンドリームを皮肉った作品ですが、ノア・ジュプの可愛さだけ理想的。
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