ばし

サバービコン 仮面を被った街のばしのレビュー・感想・評価

3.2
以前コーエン兄弟から貰ってた脚本を最近見つけた(思い出した)ジョージクルーニーがレヴィットタウンで実際にあった黒人迫害のエピソードを足して作った作品

結論から先に言うと、ハードルを上げすぎた
コーエン兄弟のブラックユーモアを生真面目なジョージクルーニーが制止している上に2軸の話がそのまま2軸で終わるから、もっと盛り上がりそうなのに中途半端で終わり、差別に対するメッセージも取ってつけたような蛇足になってしまっていて、どっちも上手くない話に…

何かが可笑しいぞ?っていう引っ掛かりと昔の映画を思わせる音楽の使い方、盛り上げ方は効果的に使われていると思ったらデスプラなのね!納得ですわ

マットデイモンやジュリアンムーア、オスカーアイザックはもちろん安定なんだけど、やっぱり今作は子供が主役なので、子役の演技がいいなぁ!と思った
おとうさん!おばさん!!っていう子供ながらの疑問の持ち方とか戸惑いは見ていてこっちもハラハラした

ホントに脚本がもっと上手くできただろうにって思ったから、惜しいなぁ…と思わざるを得なかった
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