このレビューはネタバレを含みます
暴力を絶対に振るってはならないという信念を持つ衛生兵がどうやって軍人最高の栄誉である名誉勲章を授与されたのかっていう映画。
ヒロインの主人公への対応がずっといい。
「間違ってるよ、人を殺したくないと犯罪者にされるなんて」「そうね。あなたは正しい。でも誰を守れる?」「誰も」「銃を持つだけでいいのよ。撃つ必要はないから」「無理だよ」「できるわ。プライドが邪魔してるだけ」「プライドのせい?かもしれない…でも信念を曲げたら僕は生きていけない。君だって失望する。君の誇れる男じゃなくなる」「あなたの好きになったところは誰とも違うところ。そのままでいて。あなたは一瞬だって私を失望させたりしない。何があろうとあなたを愛し続けるわ」
「人の信念を曲げるなど誰にもできない。たとえ軍隊であろうともだ。信念は生半可なものじゃない。自分自身なんだ」
「どれほどうるさく言っても銃を持つことだけは絶対に受け入れなかった。だが、今になってみると彼こそ最も勇敢な男だったと分かるんだ。彼に命を救われたんだから人生は皮肉だね」