Avayette25

ハクソー・リッジのAvayette25のネタバレレビュー・内容・結末

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

○デズモンド
衛生兵になりたい成年。
CO良心的兵役拒否者。
Conscientious Objector

〇ドロシー
看護師。
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実話に基づく。

デズモンド幼い頃
ハルをレンガで殴ったのは酷かった。
血気盛んでつい勝とうとして
後先考えずやってしまった。
罰として父にベルトでお仕置される。

旧約聖書「出エジプト記」
モーセの十戒。
第六戒
「汝殺すなかれ。」
家に飾ってあった絵画と共に
彼の心に刻まれる。

時が経ち彼は成年に。

車の事故に遭った人に出くわす。
レンガを車の支えにし人を救い出す。
またベルトで止血。
過去のトラウマを乗り越え
逆に糧にする姿。

一目惚れしたドロシーを
献血しながらナンパ。

グローヴァー大尉の部隊に配属され、
ジャクソン基地で上官のハウエル軍曹から
厳しい訓練の数々。
身体能力は抜きん出て高い。

衛生兵はぞんざいに扱われる。
銃も触れない腰抜けと。

同僚にも就寝中袋叩きにされる。
それでも彼等を公に責めない。
自分は信念に沿って動いてるだけと。
その結果起きている物事は
起こるべくして起こっているだけ
過程は受け入れるといった彼の姿。

銃を持とうとせず命令に背き
軍に刃向かっているとして
ついに軍法会議に掛けられることになる。
ドロシーとの結婚式当日。

プライドが邪魔してるだけと
ドロシーにも言われてしまう。

デズモンドは、
「信念は大事にしたい。」と。

父親トーマス伍長による
マスグローブ准将の手紙で逆転。
息子を見つめながらその場を去る。

そして
1945年5月沖縄の戦場へ。

衛生兵は戦場で目立ちやすく狙われる。
特に気を付けなければならない。

プライベートライアンを彷彿とさせる凄惨さ。
一瞬で吹き飛ぶ身体。
吹き飛ばされた仲間の身体を盾にする者。

衛生兵などもはや意味などないのでは、
本当に兵力になってくれた方が意味があるのでは
と思わされる有り様。

爆薬をなげこみにいくスミティ。
成功 男気がある。

スミティを背負って逃げるデズモンド。
虚しく亡くなってしまう。

火炎から聞こえる仲間の助けを呼ぶ声。

砲撃の中助けに行く。
無謀と思える。

決死の覚悟で救い出す。

もやい結びの練習の際
誤って作っていた
おっぱい結びも役に立つ笑

敵の日本兵にすら手当。

手がボロボロになるまで
綱を使いながら
一人一人助けていく。
あと1人、もうあと1人だけ
助けさせて下さいと。
シンドラーのリストを彷彿とさせる。

日本兵の目を掻い潜って助ける適性が凄い。
彼は本当に衛生兵になるべき人間であった。
また衛生兵の有難み。

軍曹の力量が凄い笑
擦ってもらいながら敵に次々命中。

グローヴァー大尉
「お前の信念は本物だと信じてる。」

土曜は安息日。
それも尊重してくれる大尉。

手榴弾を手で投げ返したり
蹴り返したり、
運動神経がやはり良い。

聖書を胸ポケットにいつも入れていた。
彼の聖書を取りに帰ってくれる仲間。

75人の負傷兵を救った。
良心的兵役拒否者で初めて
軍人最高の栄誉である名誉勲章が授与。

生半可でない信念を持ち、
例え身近な人から否定されそうになっても
それでも信じる事を曲げなかった
デズモンドの生き様。
また彼女らにもその姿勢で
自然と納得させた。
それが結果大勢の兵士達の命を救った。
格好良い。信じ続ける力。
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リッジ=崖

最初は割とヘラヘラしているような描き方で、
戦場に臨んでからは凛々しく描いていて
演出としても緩急が上手いなと思った。
実際の性格としても
オンオフがしっかりしていたのかもしれない。
力を入れるべき場面では本気で、
気を抜ける時はゆったりなど。
信念だけはどんな時も忘れず。
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