鑑賞し終えたあと、あまりの衝撃で食欲がなくなってしまうほどでした。
戦い合う両者がひたすら武器を用いて痛めつけ合う壮絶な戦争の中で、武器を持たず相手を攻撃しないことを信念として掲げ、その代わりに傷ついた兵士たちを命がけで救い出す「衛生兵」という関わり方をした方の実話です。
武器を持ち、相手国を攻撃し倒すことが戦争において当たり前とされたアメリカ軍においてこの考え方ははじめは全く受け入れられず、仲間や上司から変わり者だと集中砲火されますが、徐々に彼の人柄や戦場での功績を通して、この新たなアプローチが認められていきます。
みんなのやり方・考え方にただ従っていればそれはそれで生きやすかったかもしれないですが、そうしなかった彼の信念の強さが伝わってきました。誰になんと言われても譲れない自分の信念を持つことを考えさせられる作品でした。