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ハクソー・リッジのayukaのネタバレレビュー・内容・結末

ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

信仰心が本当に理由なのだとしたら宗教の持つ力ってすごいな。宗教が引き金になったのかもしれないけれど、デズモンドの人間性が一番大きなものだったのでは?と私は個人的に感じた。

戦争が起きないに越したことはないけれど、もし私が戦争の起きた時代に生まれたのならどういう行動を取っただろうか。自分の国のために、他の国の人を殺す人を敬うのは難しいし、その人たちが戦ってるんだから私も戦おうとはならない。デズモンドのやったことは、自分を国のために犠牲にする人々を裏切らなかったし、自分自身をも裏切らなかったし、救った命は敵も味方も関係なかったし、その立場にある人間として、最も平和的で勇敢な行為だったんじゃないかなと思う。

人を殺さず、自国の兵と共に戦場兵へ行って、味方や敵という概念でなく、人間の命を尊んで救った。あともう一人、あともう一人、と、ただただ命を死から守りたかったんだ、、、

そんな人が実在していたなんて。最後の映像で、本人が喋り出した時に、説明のつかない涙が流れた。

あと、戦闘シーンは今まで観た戦争映画のなかで臨場感No. 1でした。戦場に放り込まれた気分だった、怖かったー、、

最近私のキャパを超えた人に出会ったり知ったりしてなんて自分はどうしようもない人間なんだろうと思うばかりですね。ハイ
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