戦争映画！みたいな期待で見たらちょっと違ったけど、スゴかった事に変わりはなかった！
序盤の戦争前までの所では主人公ヤベー奴だな…ちょっとサイコ感あるしアスペなの？ってくらい男女交際がわからないし(啓蒙なカトリックって結婚相手以外での男女交際って禁止してる？)ある意味自分を曲げない男だなーっていうのがよくわかる描き方をしていって、中盤の入隊してからの部分でも自分を曲げないせいでどんどん苦境に立たされてくけど、それにある種の感銘を受けた人達が受け入れ初めて…があってからの沖縄戦の激しさとやっぱりそこでも曲げない信念！
これはもう間違いなく信念を曲げない男の物語！てっきり信仰とは？っていう話かと思ってたけど、曲げない男の強さを一貫して描いている
最初の1時間がタメだったかのような後半の激烈さ、凄惨さは凄まじくてホントにぐっちゃぐちゃ！バタバタ人が死ぬわ容赦ないわ戦争嫌だわヤベェ…って心から思えるくらい真正面から描いている。ゆえに主人公の武器を持たずに救出していくのが如何に危険で尊い行いなのかっていうのが浮き出てくる
しかも中盤くらいに「神の声なんか聞こえるわけない」とか言っていたのに終盤で神に解答を求める所は、あんなにも芯の強い人物ですら戦争によって揺らぎが起こるっていう事の表れだと思うから、ホント戦争って恐ろしいな…とも感じた
あと日本兵がちゃんと日本語喋ってる上に会話までしっかりしてるから、細かいところまで詰められてるなぁとディテールの細かさに感心しきりだった
アポカリプトとまた違った作品を見れて、メルギブソンはすごいなぁと思った
