ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャーの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

J・D・サリンジャーを伝記的に描いた、習作といった印象の映画であり、僕にとっては、それ以上でもそれ以下でもない作品だった。けれど、とても優れた習作だからこそ、むしろ、それ以上でもそれ以下でもない質感…

活字の苦手な自分が読んだ数少ない小説の1冊が「ライ麦畑でつかまえて」だったので興味が湧いた。

作品の背景、サリンジャーの生涯を少し知る事が出来た気がする。
本人の苦悩と翻弄される周囲の人々のドラマ…

非常に面白かった。
サリンジャーの作品がもともと好きでこの映画を見たけど、見終わると彼の書いた作品はどれもサリンジャー自身のことのように思えてなんだか切ない気持ちになった。戦争シーンは本当に見ていて…

学生時代に読んだときは、何故これが名作なのか？と思ったけど、これを観ると今一度読み返したい気持ちになった。D-DAYのフラッシュバックやファンの追っかけでサリンジャーが苦しんだことさえ初めて知った。…