明

ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャーの明のレビュー・感想・評価

4.9
表現する側の寂しさは誰もが気付かねばならないことだと思う。
僕ら、見る側の人間ってのは結局は表現した側の人間からすれば蚊帳の外であって登場人物にはなれない。作品に触れれば感情移入するし、幸せになるかもしれないけれど、それは自分で勝手に思ってればよい話で、別に僕らはホールデンになれるわけじゃない。
なんだかこの映画を観て改めて悲しくなったし思い知らされた。でもいい映画だった。
明