時代の中で生きなければならなかった彼ら・彼女らを見ることを通して、自身も時代の中で生きなければならなくなったのだと自覚させられてしまう。
みたいな感じの難しいこと言ってるような評論並んでそうで怖いよ…
ロバート・クレイマーとアメリカのハイウェイ、ルート1を巡る255分間の旅。
例えばもう1人のロバート、写真家のロバート・フランクの写したアメリカが第二次大戦後の白人中流階級にとって安定と繁栄の195…
ワイズマンのジャクソンハイツを見て何かに似ていたなと思ったけど、おそらくこの作品のことだろう。
で、アメリカのルート1を辿るフィクションとノンフィクションの中間的なこの作品がジャクソンハイツとどう…
10年振りにアメリカへ戻った医者のドク。クレイマーの投影とも旅の相棒ともとれる主人公が、カナダからフロリダに至るハイウェイ、ルート1を南下するロード・ムービー。
久し振りに会う友人は既に亡くなってい…
貴重な日曜日の4時間をこの映画に費やしたことに鑑賞直後は多少の後悔も感じたが、今思うと確かにあの時代アメリカに生きていた彼ら、彼女らに映画の中で出会えたことを考えると決して無駄ではなかったと思う。
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ロバート・クレイマー監督はヨーロッパから友人ドク(という設定)はアフリカから10年ぶりに帰国し国道1号線をカナダ国境沿いフォート・ケートからフロリダのキーウェストまで旅する事に。映されるアメリカのう…
>>続きを読むアメリカの素顔を地政学上・時間軸上の二点において複層的に描き出すわけだから上映時間は自ずと長くなるし、一応四時間強で終わるけど伸ばそうと思えばいくらでも伸ばすことができただろう。建設途中の水上道路が…
>>続きを読む始点は終点であり、終点は始点であると、なんだかヨルタモリを思い出したのは私だけでしょうか。アメリカ人とは、そしてアメリカとは、始まりを南下し終わりを見つけ、忘れてたいたものと忘れかけていたものを再発…
>>続きを読む森達也の著書から当作品を知る。偶然にもロバート・クレイマー特集を見つけてやっとこさ鑑賞。
この作品を語るうえでフィクション/ドキュメンタリーという言葉は対立しない。そもそもそれぞれの定義が曖昧なうち…