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田舎町の春のFrengersのレビュー・感想・評価

田舎町の春(1948年製作の映画)
4.2
扉、壁の穴、寝台の幕によって切り取られた画面が登場人物同士の関係性を見事に描き分ける。草むら越しの足下のショットの反復と決してアップで撮ることのない手のやりとりも見事。義理の妹があったはずの過去(未来?)を同じ場面で生きるのも切ない。冒頭の情景に映画が戻るとき、最初のシークエンスで一瞬映っていた横並びの草花を思い出す。
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