備忘録
中学2年生の時(1981年)に鑑賞。
同時上映は「ダンプ渡り鳥」。
同級生と観に行った。
今でこそカルト映画のように言われているが、当時は(たぶん)そんな扱いではなく、観る側も普通のカンフー映画のつもりで鑑賞。
悪者に腕を潰された若者と、足を酸で溶かされた若者が主人公。軟体動物のような師匠の特訓で合体カンフーを会得し、敵を倒すストーリーだった…はず。
出てくるのは見たこともない俳優さんばかり、撮影もほぼ野外ロケか既存のオープンセットばかりで、低予算ぶりが伺えたが、当時のカンフー映画では「あるある」だったので、あまり気にならなかった。
足がない主人公の方の腕がムキムキで、ノースリーブのカンフー着という服装も合わさって、「蛇拳のジャッキーみたいやな」と同級生と語り合った記憶がある。
軟体の師匠がちょっと不気味だった。
余談
こうした映画について、「障がいがある人を見世物にして…」等という人がいる(映画以外では、かつての全日本女子プロレス前座のミゼットプロレスしかり)。
個人的には、ハンデがあっても努力して仕事をしていることは立派だと思うし、本人が納得しているのであれば、それが人前に出る仕事であっても、他人がとやかく言う筋合いはないと思う。
映画界でも、CGも無かった時代には、ウイローやE.T.、ヨーダ、R2D2などのキャラは、そうした人達がいなければこの世に出なかった。
障がいがあるからと見えないようにしてしまうことこそ、誇りを持って仕事をしている人たちに対して失礼に当たると思う。