ばし

PARKS パークスのばしのレビュー・感想・評価

PARKS パークス(2016年製作の映画)
3.8
井の頭公園(もとい吉祥寺)に学生時代しょっちゅう通ってた側としては好きになってしまう

今作が100周年を記念して作られた作品だけあって、井の頭公園のいつも見ていた風景や見れない表情を見せてくれるし、見かけた建物や行きたかった場所などに連れてってくれるから久しぶりに行きたくなった

物語は井の頭公園を軸に過去と現在が交錯するSF(藤子F不二雄の方)なんだけど、終盤の展開はふわっとしすぎてて雑に感じたりもした(未来の図書館があまりにもダサいのもあって)けど中盤までの音作りのシーンや夜のダイヤ街(かな?)をほろ酔いで歩くシーンとか多幸感と青春と街の魅力が合わさっててすごく好きだった

曲も耳に残る好きなメロディで、終わった後も口ずさむくらい気に入った!強いて言えば映画的にアレンジはダサ感強くてもよかったなぁとは思った(監督がアレンジもカッコよくっていうリクエストを出してるからしょうがないんだけど)
あと橋本愛の歌唱力!ちょっと独特な声色があるのがいい味出してて好きだった!アルバム出して欲しい

あと衣装が秀逸で現在の服装もそれっぽいんだけど過去の服装もそれっぽくて、過去の人物が橋を渡った後に現在の人が橋を渡るのをワンカットで撮っているところなんかはタイムスリップ?してるのを衣装だけでわかるようにしてるよく出来たシーンだと思う!

あと街とか公園の導線がわかるような動きをしていたのもよかった!見ながら通ってた当時を思い出してあぁあそこに出るんだよな〜って感慨に浸りながら見れた

吉祥寺、井の頭公園が好き、雰囲気が好きな人にはオススメできる映画だと思った
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