プリンス

サンダーボルトのプリンスのレビュー・感想・評価

サンダーボルト(1974年製作の映画)
4.9
さて、ボケ防止の為に始めたフィルマークス、数こそ少ないものの5年近くやっております。まだまだ若いモンには負けられません。
ズバーン!と、説得力の無い映画レビューをお見せしましょう。

映画通ですからね、クリントイーストウッドで攻める訳であります。わたくし前からずっと書いておりますが、クリント氏の最近の世間様からの高い評価に違和感があるわけです。長いことやって居るだけで、そもそもが、助平なアクション俳優な訳であります。何が助平かと申しますと、、

話がそれる所でした!

レビュウ!サンダーボルトっ!

フィルマークスのジャケットは✖︎
早急に差し替えるように!
昔、良くテレビでやってて、肩透かしを食らった方も多いはず。
男の子が喜ぶダーティーハリー的なモノでは無く、ヒジョーに雰囲気のよろしいロードムービー。マイケルチミノが頑張ったのであります。
源氏名サンダーボルトことクリントイーストウッド。良くある感じで神父をやっておりましたが、説教中に銃撃されて逃げ出す訳であります。逃亡中に颯爽と現れた車泥棒のチンピラ、源氏名ライトフットことジェフブリッジスに拾われまして命拾い。イテテ、、白鵬と同じだわ。サンダー氏、外れた肩と木をベルトで連結。ドヤサーッッ!!する所で、ライト君もアニキにベタボレ。ただの牧師じゃないぞ、コリャ!二人で川辺でビールとリンゴかじりながらの身の上話。その食べ合わせ。リンゴは一口齧って川にポイ、基本。サンダー氏の本性、なんと今回は銀行強盗でありました。ライト君の、親友になってくれ!に対して、俺は歳だから。と、ツレナイ様子。いつもなら女にそれやらせるでしょ!!
途中、ヒッチハイクをするシーンがあるのですが、ここで止まる車のオヤジがイカス!!只ならぬ改造車で、助手席にアライグマ。サイコーだろ!このエンジン!俺はガキの頃から運転がスゲエのよ!と、えらい剣幕で意味も無く高橋レーシングの末に車が大横転!パカーンと開いたトランクからは大量のウサギちゃん!わたしもあんな人になりたいと、目標が出来ました。他にもグラサンホットパンツでファイヤーパターンのバイクに乗った女の子がトンカチで車をどえらい勢いでガンガン叩いてきたりと、とにかくイカス!コレ、ロジャーコーマン関わってますか?!
そんな2人の珍道中でしたが、アイスクリームをペロペロしてましたら、アッサリ追手に捕まる訳で。
この追手の2人組、かつての強盗仲間、エアポートジジイのレッドとジュリエットルイスパパのエディ。みんな揃いも揃って頭が弱く人がイイ。アッサリ意気投合、銀行強盗再結成。4バカ珍道中の始まりであります。でも取り敢えずはお金が無いし、まずは働くべ。と、それぞれ、間抜けな仕事をしながら計画を練るとゆう、ゆるゆる感。お腹空くもんね!
仕事中に裸の女を見たと言うライト君に詰め寄るレッドのやりとり。「全部か!全部見えたのか!その距離わっ!!」いちいち泣かせに来る!
とにかく全員のキャラが立っていて、いつものクリントイーストウッド、オレオレ映画じゃないあたりに好感が持てるわけであります。
わたくし、アメリカンニューシネマとゆう言葉や括りが嫌いなので、敢えては言いませんが、文明足らずな70年代のアメリカの田舎の風景、カーテンの様な柄のシャツ、アイスクリームの色、車、音楽と申し分の無い傑作でありました。
色々と細かい事にやかましい現代に嫌気が差してるアナタ!フリーダムここりありけり。これぞ映画、四の五の言わずに観たら良い! ロックンロール!!

いつもの感じのレビューでした。

でわまた!
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