バブルで全ての財産を失い、
友人の会社でとりあえず仕事はある主人公安男。
しかし別れた妻には給料は完全に全額渡さざるを得なく、
それを知る旧知の弁護士はいぶかしんでいた。
そんなさえない安男に母が入院したと病院から連絡がある。
3人いる他の兄弟たちは一切顔を出さず、
家族として医師から叱られる安男。
会ってみると母はもうかなり危険な状態で
なんとか助命を嘆願する安男。
しかし、まだ希望がある、と医師は説明するが・・・。
実は家族が入院している際に、
この原作である浅田次郎氏の小説を読みました。
タイトルだけでは暗い映画をイメージしますが、
当時元気付けられた小説でも感動した作品が、
映画になってどうなるか・・?
原作とはかなりイメージの違うキャストもありますが、
割と忠実に再現されて好感を持てます。
ただやはり脚色されたシーンの追加があったり、
なんでこの部分がないの?と思う箇所があって
ちょっとその部分が納得いきませんでしたが。
私はお勧めできる作品ではないかと思います。