procer

天国までの百マイルのprocerのレビュー・感想・評価

天国までの百マイル(2000年製作の映画)
3.6
  バブルで全ての財産を失い、
 友人の会社でとりあえず仕事はある主人公安男。
 しかし別れた妻には給料は完全に全額渡さざるを得なく、
 それを知る旧知の弁護士はいぶかしんでいた。
  そんなさえない安男に母が入院したと病院から連絡がある。
 3人いる他の兄弟たちは一切顔を出さず、
 家族として医師から叱られる安男。
 会ってみると母はもうかなり危険な状態で
 なんとか助命を嘆願する安男。
 しかし、まだ希望がある、と医師は説明するが・・・。
  
  実は家族が入院している際に、
 この原作である浅田次郎氏の小説を読みました。
 タイトルだけでは暗い映画をイメージしますが、
 当時元気付けられた小説でも感動した作品が、
 映画になってどうなるか・・?
 原作とはかなりイメージの違うキャストもありますが、
 割と忠実に再現されて好感を持てます。
 ただやはり脚色されたシーンの追加があったり、
 なんでこの部分がないの?と思う箇所があって
 ちょっとその部分が納得いきませんでしたが。
 私はお勧めできる作品ではないかと思います。 
procer

procer