巣籠もり坊主

インタープラネットの巣籠もり坊主のネタバレレビュー・内容・結末

インタープラネット(2016年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

2021/03/06(土)2度目の観賞
 評判悪いのは、配給元が有名作品に便乗して付けた「インター何ちゃら」と言う邦題が原因では?SFとして観ると映像がチャチ。背景はともかくエイリアンとAI端末君の質感が酷い。でも、スリラーとして観ると余りに大味。どっちつかずの欲張り根性が仇となった感じ。
 将軍関係の設定削ぎ落とした方がいいと思う。単純に昔はエリートボディガードだった主人公が身持ちを崩してイリーガルな仕事してたら、自分の過去を知る女性と再会して、良い雰囲気になったのにアっという間に死に別れるわ、追い込まれた場所が不条理な設定山盛りだわ、挙句何かに寄生されるわ、なんやかやで尺を稼いで…
…からの反転、ラストスパート、冒頭出てきた雇い主の裏切りに天罰下して彼女と再会、2人で人生やり直そう🤪的能天気なハッピーエンド雪崩込みくらいの内容で充分だったんじゃないかな。将軍の派遣争いとか、民衆を苦しめる圧政者を倒すとか、親父がどうとか、全部要らない。そもそも主人公何歳ですか?
 彼女さんが骨になってた時のショックと、その後のIDを大切にしながら孤独と向き合う砂漠生活の描写のくだりだけでそれなりに楽しめた。空に浮かぶ母星と砂しかない足元の対比とか、世界観の映像も余計な設定無ければ普通にいい感じだし。世間の評価とは裏腹にそんなに悪い作品ではなかった。なにより、主人公役の俳優さん、顔だちも胸板厚いとこも好きなタイプだったし。彼女さんもなかなか可愛いし。
巣籠もり坊主

巣籠もり坊主