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夜への前ぶれのCのレビュー・感想・評価

夜への前ぶれ(1958年製作の映画)
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メモ。

光と影。昼と夜。まわるまわる。地球がまわるようにこの映像もぐるぐるととめどなくまわっていた。「あたしは何を観ているんだろう?」と思う瞬間がいくつもあって、分からないまま映像は進んでいく。まるでひとはその瞬間、瞬間でしか生きられないのだということを伝えるかのように。もやのかかった映像は、ハイハイをするまだはっきりとは目の見えない赤子の目にする世界のよう。暗闇の中にうつるひかりは幻のようで、すぐに消えてはなくなる。だからこそ、美しかった。ラストシーンの×××。赤子との対比。生と死。
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