Sachiko

バットマン:キリングジョークのSachikoのレビュー・感想・評価

3.3
バットマンの宿敵・ジョーカーの誕生を描いた問題作として非常に評価が高い原作を元にしたアニメ。残酷な表現ゆえ、長編作品として真っ向から映像化されるのは1988年の刊行以来はじめてで、ティムバートンやノーランもバットマンを録る時に参考にした作品です。
90分に満たないシンプルな作りながら、アニメでも十分にジョーカーの不気味さが表現されていました。最後に宿敵同士が笑っているシーンで終わるのも素晴らしかった。ただ、バットガールのくだりはそこまで必要だったのかな…?バットガールに使っていた尺を、もっとジョーカーに割いて欲しかったです。特に昔の回想シーンを詳しく見たかった。
自分の所感を振り返っても、ジョーカーは本当に魅力的な悪役なんだなぁと実感せざるをえなかった作品です。原作も読んでみようと思います。
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