ノリべん

バットマン:キリングジョークのノリべんのレビュー・感想・評価

4.0
正直、前半のバットガールとの訳の分からない蛇足の話さえなければ5を付けたいくらいだ。
そのくらいキリングジョークという作品は素晴らしく、そして衝撃的だった。これを作品を見た人には原作を見ることをオススメしたい。必ず読んだ人の心に残り、抉るような善と悪のせめぎ合いを感じることができる。狂気とは何か。正義とは何か。悪とは何なのか。バットマンとは、ジョーカーとは。全てを無慈悲に問いかけられるような物語となっている。原作に衝撃を受けてアメコミ沼に引きずり込まれた人間としては映像化されているのは感激だったし、すぐに鑑賞したが、前半パートは本当に蛇足だった。それならば原作の中に入っている市民の目線からみたバットマンの話を映像化してくれたほうがまだ良かった。ただ内容は素晴らしく、またマークハミルのジョーカー の声が恐怖心を掻き立て馴染みがあるからこそしっくりとくるあの声がやはりずっと頭から離れない。ダークナイトを見てバットマンにハマった方が居たらキリングジョークは是非とも見てほしい。
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