組織暴力 兄弟盃のスギノイチのレビュー・感想・評価

『組織暴力』『続組織暴力』はやくざ映画に警察の視点を入れることで新たなスタイルを確立していたが、3作目で普通の現代やくざ映画に戻る。

とはいえ、「銀座警察」を題材にした脚本や、菅原文太や待田京介のエピソードは『私設銀座警察』に転用されるし、他の実録路線を先取ったような要素がいくつも見られる。
佐藤純彌のやくざ映画にありがちな、無意味に凄惨な拷問シーンも多い。
この「脚本に書いてあったからやりました」みたいなシレっとした感じよ。

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