貴婦人修行

狙撃者の貴婦人修行のレビュー・感想・評価

狙撃者(1952年製作の映画)
3.7
ドミトリク映画なので犯行と捜査が分断されてるけれど、これがアドルフ・マンジューの猶予期間の焦燥感をきっちりと高める。
狙撃者/被害者の分断まで律儀に広く捉える乾いた撮影!追跡者が1人もいない逃走シーンの虚しさ…。
感情に寄り添いながら突き放すラストショットが最高に格好いい。
こういうのは1人目の被害者が重要だと思うけど、そこはマリー・ウィンザーなので盤石。天然ものの魔性の女。