にゅっと

ビリオネア・ボーイズ・クラブのにゅっとのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ケヴィン・スペイシー演じる詐欺師ロンに騙されていた事を知り、お金の請求に行ったところまでは良かったけど、そこからどんどん坂道のように転がっていくジョーとディーン。
やっていることは間違っている筈なのに、2人とも憎めないのは私がこの2人を好きすぎるせいか…? タロン君推しなので彼が演じるディーンに注目していたのだけど、同じ中流階級出身のジョーのことを学生時代から気にかけていて社会人として再開した時のあの嬉しそうな表情といったら!お互いがお互いをパートナーと認めて登りつめて、途中転落していっても何とかお互い助け合って這い上がろうとしていたけれど、最終的にはディーンは保身のためにジョーを売ってしまった…。
纏まらないままだけど、観終わって最初に感じたのは、ディーンは自分の腹黒ディーンと呼ばれるあだ名を嫌っていたのに、結末はその嫌いなあだ名通りになってしまったんだな…と切なくなってしまった。
実際には真実は分からないらしいけどね。でも同じく実際の事件を扱ったコリン主演のデビルズ・ノットの後味の悪さより全然いい終わり方でした!

しかしケヴィン・スペイシーの演技がやはり上手だからおのれスペイシー…を2重で感じたな。
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