スターウォーズらしさがある良作
無難な作品。という前評判を聞いていたのと。エピソード8の作りがアレだったので期待をせずに見に行きました。
結論から言うと満足のいく出来でした。
ローグワン、エピソード8と話運びが悪く、会話ベースな部分が目立ち、確かに良いシーンもあるけど退屈な部分も目立つ。8に関しては話が面白く無い。というのが評価でした。
このまま量産されていく作品もこのクオリティなのかと思っていましたが、本作はまず、話のテンポが良い。
ソロの生い立ちからファルコンを手に入れるまでを、見せ場とともに説明ではなく、魅せていくことを大事にしてると思いました。
何も持っていなかった奴がエンディングには大きく成長して、次の大きな話を期待させる。そんな希望を持たせてくれるのがスターウォーズの良さだったと思います。
本作は、自分がおかれたどうしようもない環境から這い上がるソロが、その世界に生きる犯罪者やウーキーやらギャンブラーにであって、確かに認められていく心地よさがあります。そしてソロらしく、何かを手に入れては離れていく。ただ、残ったものも確かにある。それがチューバッカやファルコンだったりする。
ハンソロというタイトルに相応しい描き方だったと思います。
ケッセルランを12パーセクのくだりがしっかり盛り込まれていたり、帝国との繋がりが盛り込まれている点もワクワクさせてくれました。
過去と現在の時系列の見せ方が多少わかりづらく、一瞬モヤっとするところもありましたがそこをカバーしてくれるだけの魅力がありました。
縦横無尽に駆け回るファルコンをきちんと魅せているところも良かったです。劇場に観にいくべき作品だと思います。