銀幕短評 (#124)
「ハン・ソロ / スター・ウォーズ・ ストーリー」
2018年、アメリカ。 2時間15分、公開中。
総合評価 68点。
スターウォーズ シリーズの人気キャラ、ハン・ソロが どのように冒険し 成長してきたかをえがく物語。ということは、チューバッカや ミレニアム・ファルコン号との出会いと長いつき合いを、当然に話の中に織り込むことになる。これは とても楽しみだ。
というわけで、期待度MAXで 初日に出かけ オープニングシーンからドキドキする。主演の俳優は、ハン・ソロ(ハリソン・フォード)の風貌のイメージ(特に表情)とよく合うし 芝居がなかなかうまい。これは盛り上がりそうだ。
しかーし、ストーリーが進むにつれて だんだん不安に感じたことは、
・いかにもありそうな敷かれたレールを突き進む。
・エピソードの数を詰めこみ過ぎている。
・さらに、それらどれもに目新しさが あまりない。
・つぎになにが起こるか、想像できてしまう。
・肝心の戦闘のスケールが小さい。
・アクションのスケールも小さい。
・かといって、精神性の掘り下げもない。
・つまり ハンの人間性が絵描ききれていない。
・というのも、続編を作るための出し惜しみか??
ということで、途中3度ほど うたた寝してしまう。映画館で寝てしまうのは、同シリーズの「ローグ・ワン」(#74、7点)以来だ。どうもこの2作については、わたしのフォースの覚醒 は低いようだ。前回「最後のジェダイ」(#95)には100点をつけたのに残念。どうやら きょうは体調がよくなかったヨーダ。期待度を上げすぎてしまったかもしれない。
ただ、ファルコン号の離陸ブッ飛ばしシーンのほれぼれする美しさに、何度も溜飲を下げました。