ちゃちい感じはまったくなく、クオリティは高い。ただ、編集か音楽がイマイチなのか、盛り上がりに欠ける。
激しく戦おうが、しっぽり話そうが、常に音圧が一定で、テンションを無理やりにでも上げて欲しかった。
ある意味、本の世界ののぺっとした感じは出ていたが、恐らくボーっと見てるうちに眠ってしまった人もいるのでは。
白骨夫人のキャラはなかなか非愛を含めて悪くなかったが、全敵がやはり弱すぎる。ピンチを一度も感じないまま終わり、物足りなさの一端となっている。
悟空も猿というより、ハエに近い動きに感じた。ただ、全体の出来は悪くない。ストーリーもワクワクするもの。子どもと一緒に、たまには広東語のこういった作品に触れるのもいいのでは。
いっそのこと、インドの「バーフバリ」のようにボリウッドリメイクしてくれたら、めちゃくちゃ相性が良さそう。