本作の焦点は民衆の怒りや尊厳に当てられていて、主人公やFLNはあくまでその引き金に過ぎないという構造にも関わらず、時間を遡行し特定の人物を強調する編集の意図は不可解だった。
終盤で個を圧殺し、集団の…
京都シネマ
時々出会う、「こんなことあったんだ、しらなかった、、、」系の映画なので評価せず。
不勉強で、アルジェリア戦争のことほとんど知らなかったので、すごく勉強になりました。昔観て独特の緊張感だっ…
鑑賞直後、真っ先に頭に思い浮かぶ言葉は"これは凄い"
今のご時世、テロリストを半ば英雄のように描くことは許されないと思う。当時だから描けた作品である。それとは逆に当時既にこんな作品が制作されていた事…
1950年代のアルジェ。独立を目指して戦う人たちとフランス軍の攻防を描いた作品。アルジェリアの独立が1962年、この映画が作られたのが1966年らしいから、その素早さに驚く。白黒の劇映画だが、当時の…
>>続きを読む 私は今までに、こんなにも怖ろしい映画を見たことがなかった。鮮烈な暴力、リアリティ、迫力、サスペンス、スペクタクル。
これは、闘いにより自由を勝ち取る過程についての映画であり、血みどろの暴力に対す…
『大事な事は抵抗し続ける事』
胸を打つ、数々の無垢な言葉。
本当の自由とは?どうして独立を成し得たのか?
変わっていく国際状況。はたして私達はこの出来事を「対岸の火事」として観てしまってはいない…
イタリア人の監督がアルジェリアで撮ったらしいが、なんとなしフランス映画の様であり、又は仁義なき戦いっぽくもある。
間違いなくアルジェリア独立派の視点から撮られた作品であり、第二次大戦後も引き続いたフ…
記録文書を基につくられた生々しいドキュメンタリータッチの映像で、フランスからの独立を求めるアルジェリア抵抗軍とフランス軍の攻防が淡々と描かれる。特にラストでスクリーンから溢れる群衆の熱はすさまじく、…
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