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アルジェの戦いのlのネタバレレビュー・内容・結末

アルジェの戦い(1966年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

テロリスト達の非人道的な行動にのみ悪をみていたけれど、でもフランスはアルジェリアをものにしようとした側で「アルジェリアにとどまりたいから」という理由でテロリストたちを根絶やしにしようとする。アルジェリアの人々の気持ちを思うと、戦わずにはいられない想いも頷ける。

でもやはりキツイ。映画内では名前さえもわからない「そこに暮らす人々」が談笑したりダンスをしていたり、ひとりひとりを映し出して(そこにもちろんドラマはなく)その状況に(あぁ、こうやって日常の中でなんの罪もない人が巻き込まれるんだ)っていう言いようのない予感がたまらなく恐ろしかった…

標的のいる家ではこどもすらも無差別に巻き込まれてしまう。競馬場で売り子をしていた男の子が暴行に合う様。しんどい気持ちが常にそこにある。

・暗闇で人の顔に光があたって顔が浮かび上がる演出とか◎
・エンニオ・モリコーネの音楽が重厚感演出しまくってる◎

初見 : 3.8 prefer
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