Parry

アルジェの戦いのParryのレビュー・感想・評価

アルジェの戦い(1966年製作の映画)
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フランスの支配下にあるアルジェリアで抵抗組織とフランス軍の戦いを描いた作品。
数々の映画雑誌で20世紀の名作と言われ、スティーブン・マックイーンをはじめ私の好きな映画監督たちのうち何人もが生涯ベスト作品に挙げている本作。
…だけど正直言って新鮮味もなく、特に感想もないほど印象に残らなかった。
強いて言えばアルジェリア人もフランス人もヒロイックに描かず淡々と描写した点が戦争映画として新しかったのかな?という程度。
きっとこの作品に影響受けた作品を先に見過ぎだからだろう。
チンピラの青年が抵抗組織にスカウトされ徐々に頭角を表していく様は「預言者」の元ネタかなとか、子供が泣こうが御構い無しに攻撃する仏軍の突撃シーンは「シティ・オブ・ゴッド」で似たようなの観たなとか、現代の名作に影響を与えたシーンの連続だった。
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