映画としては確かに素晴らしく見応えもたっぷりなのは間違いない。ただ実際のアルジェの戦いから10年たたずにイタリアが映画化するというのはなかなかに過激な時代だよね。それこそ映画の中で国連に訴えていたものを今度は映画でアピールしようとしたアルジェリアの気持ちが画面から迫ってきそう。イタリアも戦争で負けてボロボロのあと戦勝国のフランスに向かっていくあたりはいろいろな思いが垣間見える気がする。
ちなみに見たのはモリコーネが音楽やってるからですが、なかなかに攻めた曲も多い一方、全編モリコーネ一色というわけでもない感じが少し残念でした。まあそれじゃ嘘くさくなっちゃいますしね、仕方ないか。