アルジェの戦いのFrapentaのレビュー・感想・評価

独立がテーマの映画はいくらでもあるが、この映画は惨いほどリアル。
時系列をぶつ切りにする編集と、銃弾飛び交う位置にカメラを絶対に置かず俯瞰図を終始提供してくるのが、物語性を排除し現実にあった戦闘だと言わしめる作りになっていた。
原始的な音楽もタイミングよく噛み合っていて臨場感があった。
浸透していたという表現がしっくりくる。

史実をここまでドキュメンタリーチックに描く作品というのが逆に新鮮だし、スリルを味わうには一番効果的だと実感した。
一味違った没入感を体験できる作品だ。