このレビューはネタバレを含みます
独立を求めて立ち上がったアルジェリアの革命軍と、それを鎮圧しようとするフランス政府軍との攻防を描く「アルジェの戦い」(1954〜1962)。
最初は抑圧からの自由を求める革命軍の方を何となく応援する気持ちで見ていたが、途中で一線を越えちまってからはもうどちらが正義か分からなくなり、政府軍の方にも肩入れして見てしまうという、ほぼ「進撃の巨人」状態になった。どちらも正義(だと思い込んでる)だから戦う他ないんだよな。平和的な解決策としてペンの力を信じたいけれども、相手の剣で腕を切られたらそもそもペンも持てないし。
自由は簡単には手に入らないということを改めて教えてくれる迫力のある映画でした。