1950年から1960年にかけての、
アルジェリアのフランスからの独立を描く大作。
テロを繰り返すアルジェリアに対して、軍が出動し鎮圧しようとするフランス。
テロ組織のリーダーの名前を聞きだすための、フランス軍による拷問シーンが痛々しい。
ドキュメンタリータッチで物語は進行しますが、爆破シーンも含めて、大量の人員を繰り出してのモブシーンが迫力で真実味が増す。
植民地主義のフランスの嫌味な部分を描き出している点で、稀有な作品ともいえるでしょう。
独立を願う民衆の思いが爆発するエンディングも見事です。